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付録A
2.1.4.1 勧告
信号品質解析は、受信信号強度に基づくべきである。
2.2 モード1に関する定義
連続したフレームを伝送するために、局は、充填ビット及びフラグ(3.3.2.1項)を挿入するものとし、トレーニング・シーケンス(2.2.3項))を作成して最終的にRF信号の符号化及び変調(2.2.1、2.2.2及び2.2.4項による)を行うものとする。
2.2.1 変調方式
モード1は、振幅変調型最小位相変調(AM−MSK)方式を使用するものとする。これは、2つのトーンを使用する連続位相の周波数偏移変調技術である。2つのトーンの中で低いトーンの存在は、前のビットからのビット変化を示すものとする。高いトーンの存在は、ビット変化がないことを示す。2つのトーンの位相は、先行ビットとの接続点での位相の不連続性が最小限となり、かつビット遷移点に1おける2つトーンの振幅が0となるよう選択されるものとする。ビット・セルの終端部分における波形の傾きは、2進値“1”では正、“0”では負であるものとする。
2.2.1.1 位相連続性
受信端での復号化が良好であるよう伝送媒体の全体を通して、位相コヒーレンス性が維持されるものとする。正確な位相関係の確立は、トレーニング・シーケンスの連続波(CW)トーン部分の間に、地上及び機上の復号化ハードウェアによって行われるものとする。
2.2.2 変調速度
モード1では、2進値の“1”と“0”を、1,200Hzと2,400Hzのトーンを使って変調し、2,400bits/sec±0.02%のビット速度でデータ伝送を行うものとする。
2.2.3 トレーニング・シーケンス
テータ伝送は、次の3つのセグメントから構成される復調器トレーニング・シーケンスで、開始するものとする。
a)送信機パワーの安定化
b)連続波トーン
c)ビット不定の解消
注:これらのセグメントの直後に、3.3.2.1項で規定されるフォーマットのAVLCフレームが続く。

 

 

 

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